「主人は和室に布団が絶対だと申しますけれど、毎日布団を敷いたり、上げたりするのは、いったい誰だと思っているんでしょう。それに、主人は仕事で帰りが毎晩遅いんですよ。疲れて帰ってきいぴきては、ひどい軒をかいて寝るんです。おかげで、こちらのほうが睡眠不足で、ノイローゼになりそう…」と言うのである。う-ん、なるほど。これには同情せざるを得ない。しかし、心配していたような、夫婦の危機というわけではない。まあ、「夫婦にも時差がある」というくらいのことだ。そこで奥様には、「寝室を新しくもう一部屋つくるには、ちょっと敷地がたりません。でも、いまのお部屋を一○畳くらいに広げることはできますから、そこを、奥様用のフローリングのベッドルームと、ご主人用の畳コーナーにわけましょう。畳コーナーの高さを、床から三○センチくらいにすれば、つくりつけの畳ベッドみたいになりますよ。そうすれば、布団は敷きっぱなしにして上げ下ろしはなし。畳コーナーと、フローリングの間には、引き込み式のおしゃれな襖を入れますから、閉めてしまえば、軒は気にならなくなるでしょう。